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強みを知る、ということ

投稿日時:2011/02/22(火) 11:53rss

千年続く 会社をめざそう⑥
■強みを知る、ということ■


いつの時代であろうと、人も会社も、“強み”を活かし、
伸ばすことでしか成長していくことができません。

特に今のような混迷の時代、マーケットサイズが縮小している時代には、
絶対条件ともいえます。

たとえば、皆さんの会社にも、「できる人」と「できない人」がいると思います。
このお二人、何が違っているのでしょうか?

できるA君は「彼は○○がちょっと問題だけど、△△ができるから凄い!」であり、
できないB君は「彼はいい奴なんだけど、××がなぁ~」となる。

すなわち、できるA君もできないB君も、いずれも強みも弱みも持っている。
しかし、A君は弱みを上回る強みを持っているから「できる奴」といわれ、
B君は弱みを上回る強みを持っていないから「できない奴」といわれる。

では、できないB君が弱みを改善すれば「できる奴」になるかといえば、
ただ目立たなくなるだけ。
B君をどうすれば「できる奴」にできるかといえば、
結局強みを伸ばすしかない。

これは企業であっても全く同じこと。
人も企業も、“強み”を伸ばすことでしか成長・発展していくことができないのです。

しかし・・・

「自社の強みがわかりません」「自社に強みなんかありません」

などとおっしゃる人が多いのも事実です。
大変悲しいことです。

たぶんその人は、「わからない」ということで“自己革新”の努力から
逃避されているのだと思います。

そのような人物がトップの会社・部門はどうなるか?
火を見るより明らかです。

わからなければ、目を皿にして探す。
それでもわからなければ、人に訊く。
それでもわからなければ、創ればよい。

「わからない」と口にすること自体が罪であることを
わからなければなりません。

皆さんの会社には、とても素敵な“強み”があります。必ずあります!
小さなことからでかまいません。
さあ、目を皿にして、耳をダンボにして、
五感を研ぎ澄ませて、すぐ目の前にあるその“強み”に気付きましょう!



■名南コンサルティングネットワーク こちら>>>
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ボードメンバープロフィール

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かめい ひでたか

1965年岐阜県生まれ。89年名南コンサルティングネットワーク入社。2001年より取締役。後継者育成や経営計画立案を得意分野とする。愛知近県の後継者を対象にした勉強会を各地で主宰するなど、「事業承継」をライフワークにしている。月刊ニュートップリーダー(L.)連載『事業承継の王道』など、執筆・講演活動も精力的に行なう。

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