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2014年01月17日(金)更新
明るい組織にする、ということ
千年続く 会社をめざそう 54
■明るい組織にする、ということ■
「明るい人の周りには明るい人が集まってくる」
このことに異論のある方はいないと思います。
たまにそうでない人が寄って来ることもありますが、
そういう人はそのうち、離れていってしまうか、
当人が徐々に明るくなってくるかどちらか。
朱に染まれば赤くなる。そうなれない人は馴染まず出ていくしかない、
ということですね。
それでは、明るい組織がよいか、そうでない組織がよいか、これは明白。
そして明るい組織にするためには自分自身がまず明るくなるしかありません。
自分の明るさを求心力にして、明るい人を呼び、そうでない人も明るくさせる。
そういう姿勢が大切です。
もし明るくなることに自信がなければ、
明るい人を見つけて食らいついていくしかありません。
以前からの知り合いで、どちらかというと不機嫌を身にまとったような方と、
先日、久しぶりにお会いしたのですが、
まるで別人のように明るく、爽やかになっていました。
少々驚いて、理由をお尋ねしたところ、
次のような答えが返ってきました。
ご自身が経営されている会社が暗く、
ギスギスしていたのを何とか変えようとされていた彼は、
それを社員のせいにしていた。
結果としてより厳しく、辛く当たることになる。
するとどんどん悪化していき、空気は悪くなるばかり。
ある時ふと「原因は自分にあるのではないか」と気づき、
自らを変えていこうと心に決め、いろんな会合や研修にも出るようになった。
その時に出会った一人のメンバーが非常に輝いて見え、
その人のようになりたいと念願し、一挙手一動足を真似た。真似に真似た。
そして組織は徐々に明るく、元気になっていったのだと──。
このような事例は少なくありません。
「自分が変われば相手も変わる」ことを信じ、
理想とする組織にするために自分の何を変え、何を加えればよいか、常に考え、
実践することが大切なのだと思います。
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