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悪い報告ができる組織をつくる、ということ

投稿日時:2014/01/28(火) 09:33rss


千年続く 会社をめざそう 55
■悪い報告ができる組織をつくる、ということ■



「報告・連絡・相談」の大切さは、どなたも感じておられることと思いますが、「報・連・相」の習慣を組織に根付かせるのは、いうほど簡単ではありません。
 
特に報告は、四六時中社員の行動を見ていることができるのであれば必要ないかもしれませんが、現実はそうはいかない。仮にできたとしても、頭の中までは覗くことはできませんから、気付きや発見は、やはり言葉にしてもらわないといけません。
 
ならば、報告がないという状況は、トップの掲げる方針に向けて正しく運営されているか、理想と現状の間にギャップはないか、やるべきことがきちんとできているか、などが確認できないまま経営されているということ。よくよく考えてみれば、背筋が凍る思いが致します。
 
その中でも特に必要なのは、できない報告、悪い報告、失敗報告。このような報告がない、更には隠すことが常態化しているような組織は、日々衰退、破滅の道を突き進んでいると言っても過言ではありません。
 
しかしこのような報告は、しなくて済むならしたくないと思うのが普通の人間。よって、放置すれば埋もれていくこのような報告がきちんと上がってくる組織・風土を作ることがリーダーの重要な役割の一つです。
 
では具体的にどうすればそのような組織・風土を作ることができるか。それは、できない報告、悪い報告、失敗報告がなされたとき、勇気を持ってそのような報告をした者を褒めることが何より大切なことです。
 
もちろん、そのような結果になってしまったことについては厳しく叱責する必要がありますが、報告そのものについては褒める。逆に報告がなかったときこそ、徹底的に叱る。悪い報告がなされないことを絶対に許さない。そのメリハリこそ大切です。
 
第二に、良くない結果に対しては、単に叱責だけに終わらせず、一緒になってケツを拭く。リーダーにはそういう心構えと姿勢が必要です。
 
悪い報告をしないと叱られ、すればその勇気を褒められる。さらにその結果に対しては一緒になって解決してくれようとする。そういうリーダーのもとには、悪い報告を厭う部下が育つはずはありません。
 
一見、割の悪い立場にも思えますが、そういうリーダーに対して部下は、一所懸命、そのリーダーを支えようとするものです。結果として、強い団結と、最良の上限関係が生まれるもの。
 
そのためにも、悪い報告がないことを許さず、勇気を持ってなされた報告を褒め称え、結果に対しては共に償う。是非そのような姿勢を持っていただきたいと思います。
 


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ボードメンバープロフィール

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かめい ひでたか

1965年岐阜県生まれ。89年名南コンサルティングネットワーク入社。2001年より取締役。後継者育成や経営計画立案を得意分野とする。愛知近県の後継者を対象にした勉強会を各地で主宰するなど、「事業承継」をライフワークにしている。月刊ニュートップリーダー(L.)連載『事業承継の王道』など、執筆・講演活動も精力的に行なう。

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