名南経営 コンサルタント 亀井英孝の 千年続く 会社をめざそう | 経営者会報 (社長ブログ)
企業永続のためのヒントを、実例をもとにした考察で導きだします
- トップページ
- 「やらせる」のではなく「やりたくさせる」ということ
「やらせる」のではなく「やりたくさせる」ということ
千年続く 会社をめざそう㊵
■「やらせる」のではなく「やりたくさせる」ということ■
先日、ある後継者の集まる会合で、次のような話が出ました。
「今の私の最大の課題は、幹部を育てることです」
これは多くの後継者が犯す過ちです。後継者に幹部を育てることなどできません。
育てられる何ものももっていないからです。
後継者ができることは、自分自身が精一杯背伸びをして
不断に自己成長させていくことしかない。
私はよく人の上に立つ人には、次のように話をします。
「言葉にするときは目線を下げ、姿を見せるときは目一杯背伸びをすること」
ところが得てして人は、この逆をやってしまいます。
すなわち、
「言葉にするときは上から目線で、姿を見せなければならない時にはできないことの言い訳ばかり」
厳に戒めなければなりません。
ではなぜこのような姿勢が大切なのか?
それはご自身が逆の立場であれば、よく理解できるはずです。
人はどのような人に魅力を感じるのでしょうか?
「この人のために頑張ろう!」「この人についていこう!」と思わせる人には、
いくつかの共通があるように思います。それは──
・互いのことがよく分かり合えていると思える人
・自分のことを大切に思ってくれている(ことが分かる)人
・夢を与えてくれる人、または共有できる人
・その夢に向かって率先垂範、遮二無二がんばっている人
・ この人と一緒にいれば、必ずよい成果が挙げられると確信が持てる人
などなど。そしてこのような人こそが、
真に人を育てることができる人なのだと思うのです。
真のリーダーシップ力とは、「やらせる」力ではなく「やりたくさせる」力。
そのことに気づいた時、今自分が何をしなければならないのか、
自ずとわかってくるのだと思います。
■名南コンサルティングネットワーク こちら>>>
■日本法人会千年経営研究会 こちら>>>
- 2014年1月(2)
- 2013年12月(1)
- 2013年10月(1)
- 2013年8月(1)
- 2013年7月(2)
- 2013年6月(2)
- 2013年3月(1)
- 2012年12月(1)
- 2012年10月(2)
- 2012年9月(1)
- 2012年8月(2)
- 2012年7月(2)
- 2012年6月(2)
- 2012年5月(2)
- 2012年4月(2)
- 2012年3月(2)
- 2012年2月(2)
- 2012年1月(2)
- 2011年12月(2)
- 2011年11月(2)
- 2011年10月(1)
- 2011年9月(2)
- 2011年8月(2)
- 2011年7月(2)
- 2011年6月(2)
- 2011年5月(2)
- 2011年4月(2)
- 2011年3月(2)
- 2011年2月(3)
- 2011年1月(1)
- 2010年12月(2)
- 悪い報告ができる組織をつくる、ということ [01/28]
- 明るい組織にする、ということ [01/17]
- 真の「自信」ということ [12/26]
- 本当の「倍返し」ということ [10/29]
- 決断の本質は「捨てる」肚の括りにあるということ [08/28]
- 「他責」か「自責」かで人生は変わる、ということ [07/31]
- 最高のものにふれる、ということ [07/19]
- 「好き嫌い」で決める、ということ [06/25]
- 育てるために「アウトプットの場を設ける」ということ [06/11]
- 商いとは壮大な「物語」である、ということ [03/06]
- 部下指導は「できる」から始まる、ということ [12/28]
- 約束を守る、ということ [10/30]
- 肚を括ることのできる採用をする、ということ [10/16]
- 責任をもって育てる、ということ [09/28]
- お客様に寄り添う、ということ [08/29]
- 「やらせる」のではなく「やりたくさせる」ということ [08/14]
- 不安を取り除く、ということ [07/24]
- 実は過去は変えられる、ということ [07/17]
- 意思決定する、ということ [06/26]
- 長年の功労者を遇する、ということ [06/15]